「借金に真正面から向き合えば、返済を早めることができる」
と言われています。私も同感です。
リボ払いの借金がいくらだろうが、とにかく必死に働いて返すしかないでしょ。
大きくなった借金なんて、もうどうにもならないよ。
と思う方も多いと思います。
そこでこの記事では、リボ完済経験者である私の観点から、借金を減らす方法について説明ができればと思っています。
具体的には
- 自力で借金を解決する
- 銀行系カードローンに切り替えて金利を下げる
- 債務整理をする
の3段階で説明します。
内容は3分程度です。リボの借金苦から脱出が期待できるので、是非ご一読ください。
パターン1 なんとか自力で借金を返済して再生を目指す
今現在なんとか生活ができて、多少手持ちの現金がある人は、自力で再生が可能です。
現金は意外と思うかもしれませんが、借金を減らすには、まず月々の支出を減らす必要があります。
そのためには、多少のお金が必要になります。
毎月のリボ払いの返済額が大きなものから対処する
月々の返済額を減らせないか確認することです。
MEMO
電話でも対応してもらえるし、ネットでもプランを選べます。
可能なら毎月の返済金額を減らして、手持ちの現金を増やしましょう。
カードで毎月定額の支払い(サブスク)をすべて解約する
有料動画などの会員制サービス(サブスクリプション)など、毎月の会費が発生しているサービスは、すべて解約するか現金払いにします。
なぜならカードの支払いが残っていると、それをリボ払いに変更してしまい一向に残高が減らないからです。
カードの利用明細には、「リボ払いの返済のみ」にすることが理想です。
公共サービスのクレジット払いをやめる
クレジットカードのポイントがなくなりますが、それはあきらめましょう。
銀行引き落とし、もしくわコンビニ支払いに切り替えます。
保険の年払いを利用する
一部でもいいので、保険を年払いに切り替えます。
複数の保険に入っていると思いますが、毎月の掛け金が小さなものから年払いに切り替えます。
そして、毎月浮いたお金の半分~6割を、リボ払いの残額が一番小さなカードに集中して返済する
リボ払いの残額が少ないクレジットカードから終わらせれば、毎月の返済も一気に軽くなってきます。
やることは、
- リボの毎月の返済金額が、減らせないか確認する
- 利用の少ない会員制サービスをすべて解約
- 公共サービスは、現金払いに切り替え
- 保険は、掛け金の低いものから年払いを利用する
クレジットカードの支払いをやめて、毎月のリボ返済額を小さくすることです。
そして、毎月の支出を極力減らして、浮いたお金の半分以上を残額の小さいカードに繰り上げ返済します。
パターン2 銀行系カードローンに切り替えて返済額を下げる
リボ払いを含めた借金の総額が100万円以上なら銀行系カードローンの利用がおすすめ
クレジットで複数のリボ払いがある場合、カードローンで借り換えして支払いを一本にします。
クレジットカードよりも安い金利で、毎月の支払いを大幅に抑えることができるからです。
カードローンの金利は、申し込み枠の大きさで変わります。
200万円以上の枠なら、大体6%~10%の利息です。
リボ払いの金利は、15%+手数料で実質17%前後と比べると、カードローン金利は100万円以上の枠なら10%前後で済みます。
コース | ご利用限度額 | 借入利率(年) |
---|---|---|
500万円コース | 400万円超500万円以下 | 4.5%~8.8% |
400万円コース | 300万円超400万円以下 | |
300万円コース | 200万円超300万円以下 | 5.0%~12.8% |
200万円コース | 150万円超200万円以下 | |
150万円コース | 100万円超150万円以下 | 6.0%~14.8% |
100万円コース | 100万円 | |
100万円未満コース | 100万円未満 | 12.0%~17.8% |
参考:オリックス銀行カードローン
カードローンを利用することの副作用
カードローンに切り替えといっても「借金を切り替える」だけで、借金の元金は減っていません。
返済方法もクレジットカードと同じリボ払いです。
今まで使っていたクセで、クレジットカードをまた使い始めてしまうと、両方の返済が重なり、さらに苦しくなるリスクがあります。
切り替えは、「高い自己管理が求められる返済方法」と認識することが必要です。
パターン3 債務整理でリボ払いの借金を減らす
今現在、借金の支払いがとても苦しく、督促も来ている、
もしくは、支払いが何度も遅れたりするという場合は、ただちに債務整理を相談してください。
なぜなら、督促が来ているということは、生活が非常に危険な状態にあるからです。
債務整理は手続きを始めると、督促を止めることができます。
債務整理の簡単な解説
債務整理の利用で多いのは、任意整理、個人再生、自己破産の順です。
任意整理以外は、裁判所を通して減額を決定します。
債務整理を弁護士に依頼すると、クレジット会社やカードローン会社に、受任通知というものを送付します。
すると督促と毎月の支払請求が即座にストップします。
毎月の支払いがストップする期間は、大体3か月~6か月です。
その間、弁護士には、業者と「利息の免除」、「借金の圧縮」などを交渉してもらいます。
最終的に合意ができたら、減額された支払いを再開します。
任意整理では、弁護士に元本の減額、支払期間の延長を交渉してもらいます。
ほとんどの場合、利息はゼロになります。毎月の利息がなくなるだけでも、生活に余裕ができるはずです。
個人再生は、裁判所を通して減額をするもので、3~5年で返済するという条件で、
借金の元本が、総額の1/5か100万円に減額されます。
任意整理、個人再生のデメリットは、新規の借り入れができないことと、クレジットカードが使えなくなることです。
メリットは、家や車など資産を手放す必要がないところです。
リボ払いやキャッシングから任意整理したい借金を選んで清算することも可能です。
債務整理したことが誰かにバレる?
債務整理をお願いする弁護士は、ネットであれば簡単に見つけられます。
弁護士には、守秘義務があるので、最初から最後まで家族、会社、友人にバレることはありません。
本来、借金の無い生活が正常な状態です。ひとたび、借金を減らそうと決めれば、辛いのは一時的なものです。
最初は緊張しますが、実際に弁護士に依頼すると「なんでもっと早くやらなかったのだろう」と思う人がほとんどです。